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入門レッスン6:ド・レ・ミ・ファ・ソ

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前々回のレッスンでは「ド」「レ」「ミ」を学びましたが、今回は2音プラスして「ドレミファソ」まで行きます!

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ドレミファソ

ド・レ・ミ・ファ・ソ
ドからソまで、階段を一段ずつ上るように音が高くなっていきます。

ドレミファソの階段

上の階段、「ミ」と「ファ」の段差が他よりも低いですね。
それは以下の理由からです。

半音と全音

鍵盤で「ドレミファソ」を見てみると、間に黒鍵(こっけん:黒い鍵盤)があるところと無いところがあります。

半音と全音

ドとレの間、レとミの間、ファとソの間は、実はもう1音、音があるのです。
ですがミとファの間にはありませんね。
[ドーレ][レーミ][ファーソ]のように、広い隔たりを持つ隣り合った音を全音と言います。
そして[ミーファ]のように、狭い隔たりの隣り合った音を半音と言います。
全音と半音は大事なので覚えておいてください♪

ちなみに鍵盤の「ド」から「ソ」までの白鍵(はっけん:白鍵盤)だけ弾いたものと、順番に白鍵と黒鍵とを弾いた音源を置くので聴き比べてみてください。

1.白鍵のみ

白鍵のみ

2.すべての鍵盤(半音)

すべての鍵盤(半音)

ドレミファソを知る

ドレミファソを譜面で


「ドレミファソ」を五線に書くと上のようになります。
音符が「線の上」、「線の間」と交互に並んでいますね。

まずは「ドミソ」に注目してみましょうか。

ドミソ

ドミソ

「ドミソ」は、どれも線の上にありますね。(「ド」は加線の上)
その3音を重ねると、右のようになります。
これはポピュラーミュージックのコード「C」であり、基本の基本な和音です。
「ドミソ」とそれを同時に演奏した和音を聴いてみてください。

聞き覚えのある音、聞き覚えのある和音だったと思います。
この「ドミソ」3音を、まずはとことん聴いてみましょう!

ドミソをとことん聞いてみる


初めて8小節もの長さの課題ですが、落ち着いて拍も指で刻みつつ、目と耳で確認してください。
「ドミソ」の3音が組み合わされた時の特徴ある(安定感のある)響きも感じてもらえればと思います。

耳で聴くだけでなく、楽譜を見て歌ってみることも聴音上達のための欠かせない練習となるので、ぜひ歌うこともしてくださいね。小さい声でも良いので。

ミファソ

次は「ミファソ」に行きましょうか。
後の例題でも示しますが、ファ(ドから数えて四番目の音)が加わることによって、音楽としての動きが出ます。
先程の「ドミソ」3音だけだと、スタートしてひたすら直線距離を走る感じですが、ファが加わることによって道を曲がって景色が変わるような、そんな何かが感じられると思います。
では「ミファソ」だけの曲を練習しましょう♪

ミファソの曲

ドレミファソ

いよいよ「ドレミファソ」5音全部使っての練習曲です♪
まずはとにかく慣れること。
楽譜を見て、音を聴いて、さらには音源と一緒に歌ったり、音源なしで歌ったりしてください。

その1

ドレミファソを使った曲その1

音の階段を一段抜かしで戻りつつ上るイメージで。
前半2小節を図にしてみると、こんな感じです。

ドレミファソの曲を階段で現す

後半も階段をイメージしてみてください。

その2

ドレミファソの曲その2

一段ずつ下がっては一段戻り…そんなイメージです。

その3

ドレミファソの曲その3

今度は3拍子です。
音が飛び飛びなので、少し難しいですね。

最初は難しく思っても、まずはとにかくたくさん聴いて歌って慣れること。
聴くだけでなく、「ドミソ レファソ〜」と音名で歌ってください。

問題

では聴音の問題に挑戦してみましょう♪

レベル1

  • 4/4拍子
  • 2小節

最初の3音「ドミソ」は基本の響きなので、慣れて覚えてください。
その後は1音ずつ音を下って来ました。

レベル2

  • 4/4拍子
  • 4小節

2小節目の音と3小節目の最初の音が同音であることが、聴いた時に分かりましたか?

レベル3

  • 3/4拍子
  • 4小節

*3拍子の曲です。ト音記号の右に3/4と書いてくださいね。

最初の音が「ド」でないこと、2小節目と3小節目それぞれの音の跳躍など、少し難易度を上げました。

おわりに

長い1ページになってしまいましたが、お疲れ様でした!
簡単だったよ、という人はどんどん次へ。
難しい、自信がないという人は、慣れるのが第一です。
上記の曲で繰り返し練習していただくのも良いし、自分で「ドレミファソ」の音を使って作曲してみるのも、音感を養う良い訓練になります。
また、例えば童謡「ぶんぶんぶん」「ちょうちょ」「かっこう」は、「ドレミファソ」だけで出来ています。
年末おなじみのベートーベンの「第九」は、「♪ミミファソ〜」で始めると、最初の8小節がすべて「ドレミファソ」だけで出来ます。
そういう有名でシンプルな曲を思い浮かべて、頭の中で音名を想像し、実際に弾いてみて合っているか確認するのも良い練習になるでしょう。
(むやみやたらに楽器で音を探すのは、あまり聴音の練習にはならないので、頭で何の音か想像してから音を出してみてください)

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