前のレッスンでは十六分音符(休符)の基本を説明しました。
今回のレッスンでは、付点八分音符と十六分音符をセットで見てみたいと思います♪
おさらい…付点八分音符って?
入門レッスン10で付点音符の説明をしましたが、今一度ここで確認しておきましょう。
付点音符は、
点がついた音符+その半分の長さの音符
の長さを持ちます。
つまり付点八分音符ならば、
八分音符+十六分音符
の長さを持ちます。
それはイコール、十六分音符3つ分と同じ長さでもあります。
四分音符を分解してみる
もうひとつおさらい。
四分音符、八分音符、十六分音符それぞれの長さの比は、下図のようになりますね。
つまり、四分音符は十六分音符4つ分の長さ。
そこで四分音符を分解してみたいと思います!
一番下の[3+1]で、付点八分音符+十六分音符の旗が連結されていますね。
このように、付点八分音符は十六分音符とセットで出てくることが多いのです。
注意
これは拍子が[4分の○拍子]の場合の話です。
[4分の○拍子]では、四分音符を1拍と数えるため、その単位で音符をまとめて書くので上記のようになります。
付点八分音符と十六分音符を耳で確認
さあ、では付点八分音符と十六分音符のセットを耳で確認してみましょう♪
その1
2小節のくり返しで、1回目は拍のカウント付き、2回目は無しになっています。
これまで四分音符を「タン」、八分音符を「タ」、十六分音符を「タッ」という言葉で表してきましたが、十六分音符の連続では「タカタカ」と数えると分かりやすいです。
難しく感じた人はぜひ「タ・タ・タ・タ・タカタカタカタカ」と声に出してみてください。
その2
付点八分音符+十六分音符今度は[付点八分音符+十六分音符]と[十六分音符+付点八分音符]です。
つまり
です。
慣れるまで「タカタカ」で確認してみてください♪
練習問題
それでは付点八分音符と十六分音符の聴音練習問題です!
問題1
ハ長調
4/4拍子
2小節
問題2
ハ長調
4/4拍子
2小節
十六分音符のさまざまなリズムパターン
このレッスンでは十六分音符と付点八分音符の説明と練習をしましたが、十六分音符、十六分休符、八分音符、八分休符それぞれの組み合わせ方で、色々なパターンのリズムが出来ます。
それらは一見難しそうに見えますが、これらに適した聞き取り方、数え方をしたり、パターンに慣れたりしてしまえば難しくありません。
これら方法や練習は、中級レッスンで行います。
おわりに
以上、付点八分音符と十六分音符についての説明でした。
十六分音符の本格的な練習は中級レッスンで着手しますが、十六分音符や付点音符の長さ、それを組み合わせた際の音符の書き方やリズムなどは、頭の片隅に留めておいてくださいね。
この初級レッスンでも、ちょっぴりの十六分音符は課題などに出していく予定です。