音符 各部の名称
「たま」は符頭
符頭から伸びる「ぼう」は符尾
符尾からチョロっと出る「はた」は符鉤
また、符頭の右やや上に付けた小さな点は付点です。
音符の種類
音符には種類があり、単純音符、付点音符、複付点音符などがあります。
具体的な説明は次のページで行います。
音符の書き方
音符の書き方には、いくつかのルールがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
たま(符頭)の書き方
音符のたまは、少し斜めな楕円形です。
高さは五線の「間」と同じ高さに書きます。
後述の二分音符など白い玉の音符は、印刷では線の太さが一定でありませんが、手書きの場合は普通に”少し斜めな楕円”を書くだけで良いです。
また、2度音程(隣り合った音)を書く時は、高い方の音を右側に書きます。
ぼう(符尾)の書き方
音符のたまが、五線の第3線よりも高い位置にある時は、ぼう(符尾)は下向きになります。
(例外もありまs)
ぼうを下向きに書く場合は、ぼうはたまの左に付きます。
ちょうど180度回転したのと同じ形です。
また、ぼうの長さは「間」3つ分と同じくらいの長さになります。
(連鉤の場合は他の音符との兼ね合いになります)
はた(符鉤)の書き方
はた(符鉤)は、常に「ぼう」の右側に書きます。
はた(符鉤)が続くときは、これらを連結して書くことが出来ます。
この方が書きやすいばかりでなく、見やすい譜面になります。
(拍子とリズムによって、連結の仕方にルールがあります)
そしてこれを符桁(ふこう)または連鉤(れんこう)と言います。
八分音符の連鉤
十六分音符の連鉤
八分音符と十六分音符の連鉤
付点の書き方
次ページで説明する付点音符は、点を付ける位置に決まりがあります。
音符のたまが五線の「間」にある場合は、その右横に。
音符のたまが五線の「線」にある場合は、その上の間に書きます。
休符の書き方
左から、全休符、二分休符、四分休符、八分休符、十六分休符です。
それぞれの五線への書き方は、上画像のような位置になります。
(一段で2声部を書く場合など例外はあります)
また、付点休符の五線への書き方は、下画像のようになります。
すべて第3間となっていますが、32分音符では第4間に点を書きます。