連符とは?
前のページ音符と休符(2)では、いろいろな種類の音符を見てきました。
ここでもう一度、単純音符を見てみたいと思います。
それぞれの音符の長さは、2倍ずつの比率で変わっていますね。
例えば四分音符を2分割したら、八分音符2つになります。
そして実際の音楽では、2分割ではなく3分割、5分割、7分割…などなど、いろいろな長さの音符を使います。
このように、特殊な分割で出来た音符の連なりが連符です。
3分割ならば3連符、6分割ならば6連符。
2連符や4連符もあります。(あれ?なぜ?…の答えは下記で)
以下で代表的なものを見ていきましょう。
3連符
まずは連符の中でダントツに使われる3連符を見てみましょう。
3連符は、2等分されるべき音符を3等分したものです。
3連符を取り入れた練習曲です。
2分割と3分割の違いを感じてください。
6連符
3連符に次いで使われるのが6連符です。
6連符は、通常ならば4分割するものを6分割にしたものです。
こちらも実際の楽譜と音とで確認してみましょう。
ところで上の曲、前半の6連符は[3+3]、後半の6連符は[2+2+2]に聞こえませんか?
このように6連符は[6÷2]のタイプと[6÷3]のタイプがあります。
2連符、4連符、8連符
このページの最初に、単純音符の長さは、2倍ずつの比率で異なると書きました。
なのに2連符?4連符?と思われたかも知れません。
ですが2連符、4連符、8連符となるのは付点音符なのです。
そしてこれら連符が使われるのは、3拍子、6拍子、9拍子など3の倍数の拍子がほとんどです。
(拍子については後のページで説明)
2連符
通常3分割するのを2分割したものが2連符です。
4連符
通常3分割するのを4分割したものが4連符です。
5連符、7連符、9連符ほか
5連符…通常は4分割または3分割するものを、5分割したもの。
7連符…通常は4分割または3分割・6分割するものを、7分割してもの。
9連符…通常4分割・8分割するものを、9分割したもの。
5連符と7連符を取り入れた曲です。
その他、10連符、11連符、12連符、それ以上も存在します。