前回レッスン4では「ドレミ」を学びましたが、今回はレッスン3に続いて音符の種類の説明です。
では早速いきましょう♪

(1)二分音符

二分音符の書き方

二分音符 手書き

「にぶおんぷ」と読みます。
漢数字でなく「2分音符」のように書くこともあります。

印刷では画像左のように音符の「たま」を描く線の太さに変化がありますが、手書きの場合は普通に右上がりの楕円を書きます。

二分音符の長さ

二分音符は、四分音符の倍の長さを持ちます。

二分音符の長さ

つまり、四分音符を「一拍」と数えるときは、二分音符は二拍の長さになります。

(2)二分休符

二分休符の書き方

二分休符は、五線上に書く時とそうでない時とで書き方が異なります。
画像の左は五線上に書いた時。
第三線に黒い長方形が乗っかったような形です。

二分休符 書き方

画像の右は五線以外のところに書く場合。
シルクハットのような形です。

二分休符の長さ

二分休符は、四分休符の倍の長さを持ちます。

二分休符の長さ

つまり、四分休符を「一拍」と数えるときは、二分休符は二拍の長さになります。

ここまで来て気づいた方も多いかも知れませんが、
四分音符と四分休符は同じ長さ、
二分音符と二分休符は同じ長さ、
という風に、○分音符と○分休符とは、○の数字が同じな場合は同じ長さを持ちます。

実は、2拍分の休止でも、二分休符を書くのはNGで四分音符を二つ書くのが正しいケースがあります。
それは拍子や何拍目かによって決まってきます。
これに関しては後のレッスンで説明します。

(3)確認しよう

では早速、実際の音を聴いてみましょう。
耳で音を聴き、
目で音符を見て、
指で拍を刻みながら
を心がけてください。

聴くだけでなく、聴きながら歌う、聴かずに楽譜を見て歌う、という練習も併せて行ってみてください。

例1

四分音符と二分音符の長さの違いを確認してください。

二分音符 聴音

例2

こちらも同様、四分音符と二分音符の長さの違いを確認してください。

二分音符 聴音

例3

少し曲らしくしてみました。
音符の長さが一拍なのか二拍なのかを注意して聴いてください。

二分音符 聴音

例4

今度は3拍子です。
1、2、3、1、2、3と数え、1小節の長さは3拍分になります。

二分音符 聴音
繰り返しますが、聴くだけでなく歌ってみる練習もやってくださいね♪

(4)問題

ではいよいよ問題です!
これまでに習った、四分音符・四分休符・二分音符・二分休符、そして「ド・レ・ミ」の音で作られた曲です。
指で拍を刻んで、音の長さを聞き取ってくださいね。

その1

4/4拍子
4小節

聴音 問題 入門

2拍の長さ、1拍の長さ、違いがはっきり分かったでしょうか?

その2

4/4拍子
4小節

聴音 問題 入門

二分休符は正しく書けましたか?

(5)おわりに

以上、二分音符と二分休符の説明と練習でした。
四分音符の一拍分の長さ、二分音符の二拍分の長さ、その違いをはっきり理解してもらえたでしょうか?
聴音をする際は指での拍の刻みを忘れずに、その音がどのタイミングまで持続しているのかに注意して耳を傾けてみてくださいね。