レッスン3で四分音符(&休符)を、レッスン5で二分音符(&休符)を学びましたが、今回は八分音符と八分休符の説明です。
早速まいりましょう!

(1)八分音符

八分音符の書き方

八分音符

八分音符(はちぶおんぷ)は、四分音符に旗が付いた形をしています。
この旗は、手書きでは画像右にあるように、普通に一本の線で曲線を書くだけでOKです。
そして、これまで説明した音符にない特徴として、八分音符は連結して表記することがあります。
その際は音符の棒の先端を繋ぐような形になります。
こちらも手書きでは普通に一本の線で書くだけでOKです。

八分音符の長さ

八分音符は、四分音符の半分の長さを持ちます。

八分音符の長さ

ここで、今まで学んだ3種類の音符の長さを図にして比べてみましょうか。

音符の長さの比較

八分音符2つで、四分音符と同じ長さ、
四分音符2つで、二分音符と同じ長さ、
八分音符4つで、二分音符と同じ長さ、になります。

(2)八分休符

八分休符の書き方

八分休符 書き方

八分休符は上のような形をしています。
手書きの時も同じように、最初にクリクリっと小さな丸を書き、そこから曲線を描きつつ右へ行き、斜めに下ろします。
(上の手書き画像は下手なので、書くときは左の八分音符を真似てください)
五線上では、上画像のように第3間と第2間の範囲内に収めて書きます。

八分休符の長さ

八分休符は、四分休符の半分の長さを持ちます。

八分音符の長さ

(3)八分音符と八分休符の実際

八分音符と八分休符が、実際どのように使われるのかを見てみましょう。

例1

「ド」と「レ」だけで作りました。
分かりやすいように、拍の刻みもずっと鳴っています。
四分音符との長さの違いを耳で確認してください。

八分音符 聴音

3小節目のように、4つの連結も出来ます。
(拍子その他によりますが、何連結でも出来ます)

例2

八分音符 聴音

今度は拍の刻み無しです。
自分でしっかりと拍を刻んで、八分音符や八分休符を確認してください。

(4)タン タン タタタタ

さて、ここでちょっと脇道へ…
ピアノなどのレッスンで色々な音符を学ぶ際に、そのリズムとして「タン ウン タタタタ」などのように言葉で表現します。
各音符に慣れる方法としては便利なので、紹介します。

音符のリズムを言葉で表現

図で示したように、
四分音符は「タン」、四分休符は「ウン」
八分音符は「タ」、八分休符は「ウ」
二分音符は「ターアー」、二分休符は「ウンウン」
となります。

実際の楽譜に当てはめてみましょうか。

タンタタ リズム

一語一語は等間隔のリズムで言います。
音源では言葉の代わりに楽器で等間隔のリズムを刻んでみました。
「なんだよ、こんなの余裕すぎるよ」という人以外は、このページ(他のページでも)の他の曲でも同じように「タンタタ」のリズム言葉で言ってみてください♪

(5)練習問題

では最後に、おさらいの聴音問題をしましょう♪
これまでに学んだ、四分音符(休符)、二分音符(休符)、八分音符(休符)、「ドレミファソ」を使った問題です。
指で拍を刻みつつ、落ち着いて聴いてくださいね。

その1

4/4拍子
2小節

八分音符 聴音練習

最初の[ド→ソ]の音の跳躍は、正しく聞き取れましたか?
その[ソ]以降は、音の階段を一段ずつ降りてきたことに気づかれたでしょうか?
1小節目4拍目からのリズムが少し複雑でしたが、正しく聴音できましたか?

その2

4/4拍子
4小節

色々な音符、リズムが登場するので、少し難易度が上がっています。
どんな時も焦らず落ち着いて拍を刻み、いわゆる「テスト(試験問題)」と同様に分かるところから答えを書き入れましょう。

(6)おわりに

以上、八分音符と八分休符についての説明でした。
次のページも八分音符と八分休符。もう少し話を広げます。

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