レッスン6では「ドレミファソ」まで学びましたが、今回はさらに4音追加して「ドレミファソラシド」をマスターしましょう!
(1)音階
音を高さの順で階段のように配列したものを音階と言います。
その配列によってさまざまな音階があるのですが、今ここで学んでいるのは「長音階」です。
(後に短音階も学びます)
いわゆる「ドレミファソラシド」は長音階です。
レッスン6で、全音と半音の説明をしましたが、長音階にはもう一つ半音の箇所があります。
[ミーファ]と[シード]の間には黒鍵がないですね。
ここが半音です。
(2)五線上で見るドレミファソラシド
ドレミファソラシドを四分音符で書くと、上図のようになります。
途中から音符のぼう(棒)が下向きになっていますね。
楽譜を書く際の基本として、
第三線(真ん中の線)よりも上に位置する音符は、棒を下向きにする
という決まりがあります。(例外もあります)
音符の棒が下向きの時は、棒は音符の左側に付くので注意してください。
180°回転した形、と考えれば間違いないでしょう。
八分音符の旗は、常に右側になります。
(3)オクターブ
ドレミファソラシド
には、「ド」が2つ出てきますね。
このような、ある音からその上(または下)の同じ音名との音の距離をオクターブといいます。
単に「オクターブ」と言った時は、通常1オクターブを示しますが、他にも2オクターブ、3オクターブ、それ以上のオクターブもあります。
(4)ドレミファソラシドの実際
前置きが長くなりましたが、ここからは実際に音に触れましょう♪
まずはとことん慣れること。
聴くだけでなく、歌ってくださいね。
その1
音の階段を上ったり降りたり。
どの音から上るか(降りるか)で、雰囲気がだいぶ異なることを感じてみてください。
その2
音の階段を一段抜かしで歩くとこんな感じ。
ぜひ音名(ドレミ)で一緒に歌ってください。
声を出して歌うのが無理ならば、心の中で一緒に音名を呟きながら聴いてください。
その3
今度はもう少し曲らしく、自由に動きます。
4分の3拍子。
指での拍の刻みもお忘れなく!
(5)聴音 練習問題
さあ、では聴音の問題に挑戦しましょう!
指での拍の刻みを忘れずに、いつも落ち着いて取り組んでくださいね。
レベル1
4/4拍子
4小節
1小節目の[ソ→ド]の跳躍や、2小節目の2拍目と4拍目が同音であることが、すんなり分かったでしょうか?
レベル2
4/4拍子
4小節
最初の2音がオクターブであることが、聴いてすぐに分かりましたか?
レベル3
3/4拍子
4小節
音もリズムも、動きを少し複雑にしました。
満点だった人は自信を持ってどんどん進んでください。
正解できなかった人も、これから回数を積み知識を付ければ出来るようになってくるので、めげずに頑張って!
(6)おわりに
以上、長音階ドレミファソラシドの練習でした。
音が増えてきて難しく感じている人も、焦らないでください。
聴音や耳コピは、慣れと知識とで攻略できます。
このサイトでは、慣れるためのたくさんの例題の他、あらゆる角度からの攻略方法を紹介しています。
きっと出来るようになるので、少しずつ進みましょう♪