聴音が苦手な人が上達するための様々な方法を紹介する「必死の聴音」。
今回は
知っているメロディーを楽譜にしてみる
というテーマです。
前回の「日常のあらゆるフレーズをプチ耳コピする」と同じに見えるかも知れませんが、ちょっと違うのです。
さっそく本題に入りましょう♪

何も見ずに歌える曲を

歌詞は覚えていなくて良いです。
歌付きの曲でも、歌なしの曲でも良いのです。
好きな曲だと、作業も苦ではないと思います。

曲が長すぎたり、フレーズが細かすぎたり、複雑すぎると大変なので、まずは思い浮かぶ中で簡単そうなものからチャレンジしてみてください。
1コーラスで良いです。
まずは童謡のようなシンプルで短いものをお勧めします。

楽器に触らず、楽譜を書き書き

曲を決めたら、楽器などで音を出すことなく、頭の中の音を譜面にしてみましょう。
音を出さないので、どこででも出来る作業です(書ける環境ならば)。

スラスラ出来ちゃう人は、もうちょっと複雑な曲に変えてみてください。
難しい人は、頭の中で「レ・ミ・ファ・ソ・ラ」など音程を数えたり、分かる部分から逆算したりして、頑張って五線を音符と休符で埋めてください。
「全部お手上げだ!」というのでない限り、極力楽器には触らず、最後まで音無しで完成させてみてください。

答え合わせ

書き上げたら、ようやく音出しです!
今描き終えた楽譜を見ながら、弾いてみてください。
100%正解で余力かやる気のある人は、もう少し複雑な曲や、違うジャンルの曲にもチャレンジしてみてください。
もしくは童謡を♯や♭の多い調で書いてみるとかも。
間違いがいくつかあった人は、どういう箇所で間違えたのかを確認してみてください。
音が跳躍する箇所が間違っていたならば、何度音程を何度音程に間違っていたのか、など。
間違いの傾向が分かれば、苦手克服のチャンスです!

おわり

以上、聴音克服の一つの方法としての、知っている曲を譜面にしてみるという話でした。
今は暇さえあればスマホを見る、という時代なので、暇つぶしに音符を書くなんてことは無さそうですが、時間とやる気があったら試してみてくださいね♪
1コーラスを書き取る時間がなければ、8小節だけでも十分だと思います。