あなたにとって作曲は身近なものですか?
縁のない、遠い世界のことですか?
聴音力は総合音楽力に密接に関係しています。
聴音が苦手な人が、あらゆる角度から聴音力を付けるための一つの手段として、今回はプチ作曲を紹介します♪

1フレーズで良い

1〜2小節程度の、1フレーズで良いのです。
発表するわけではないので、どこかの何かの曲に似た部分があっても良いのです。
自分でメロディーを考えて作ってみましょう♪

ポイント

五線は使っても使わなくてもOKです。
でも楽器や音の出るアプリなどは使わず、頭の中で音を想像して作ってください。
五線にメモしない場合でも、頭の中に音符(音名必須)で具体的に作ってください。

完成したら、楽器や音の出るアプリで演奏してみましょう。
思い描いた通りの音が鳴りましたか?

簡単に作れて正解していた場合は、調を変えたり、臨時記号も使ったりして、もっと難しめなフレーズ作りにチャレンジしてみてください。
思い描いた音とは違う音が鳴ってしまった場合は、どこがどう間違っていたのか…たとえば跳躍した音が離れすぎていたのか、等…を見返してみてください。
そこに聴音で克服すべきポイントがあります。

このプチ作曲の意義

今回のテーマであるこのプチ作曲の意義は、
楽器などに頼らずに頭の中で音を想像して組み立てる
という部分にあります。
前回のセルフ音出しクイズでも書きましたが、聴音力と視唱力は表裏一体です。
聴いた音を理解できる=目的の音を自力で歌える、ということです。
そして今回のプチ(脳内)作曲は、自分で紡ぎ出すフレーズの音を理解できている、ということの練習と確認です。
視唱の訓練に近いものがありますね。

というわけで、ちょっと作曲家を気取って、楽器ナシでサササッとフレーズを生み出して音符(もしくは脳内音符)にしてみてくださいね♪