やさしい楽典 音名(幹音)

幹音の音名

幹音とは鍵盤上の白鍵、または五線譜上で変化記号を持たない音。
派生音とは幹音に変化記号が付いて変化した音。

一番なじみのある「ドレミファソラシド」は、イタリア語の音名です。
pitchname01

まず一番上の「ハニホヘトイロ」は日本語です。
「ハ長調」とか「ニ短調」とか言いますよね。

二段目の青色「ドレミファソラシ」はさっき書いた通り、イタリア語。

三段目のピンク「CDEFGAB」は英語です。コードネームや「Key in A」など、ポピュラー音楽では必須です。

一番下の「CDEFGAH」はドイツ語です。
読み方を振っておきました。
クラシックの音楽理論では、「C dur」(ツェードゥア=ハ長調)など、こちらを使います。

ここまではオクターブ内での音名の話です。

高さの区別を付ける音名

例えば「ド」と言っても、低いドもあれば、高いドもあります。
それら高さの区別をつけるために付けられた音名は、下記のようになっています。

pitchname02/

このように、ひらがな、カタカナと点の組み合わせで高さを表せます。
読み方は低い方から

下二点音
下一点音(上の譜面ではこの高さから)
ひらがな音
かたかな音
一点音
二点音



のようになっています。

中央ハ音は、つまりは「1点ハ音」です。(ピンクで囲った音)