タイとは、同じ高さの音符どうしの玉の部分を弧線で結んだものです。
結んだ音は、切れ目なく連続した一つの音として演奏します。
[例]○がタイ
上の楽譜のように、タイは同じ小節間や、隣同士の小節の音符を結びます。
同じ小節で使う時は、どのような時なのでしょうか?
例えばこの2つを見比べてみてください。
どちらも書いてある音は同じですが、左の楽譜だと4/4拍子には見えません。
(8/8ならこの書き方もある)
仮にこれが4/4拍子だとすると、なんだかとても分かりにくいです。
ところが右の楽譜のようにすると、パッと見で4/4拍子だと分かり、内容も分かりやすいです。
このように、記譜には「一見して拍子の拍数が分かるように書く」というルールがあります。
(「記譜のルール」のページで説明しています)
そして、このルールに基づいて記譜した際に、一つの音符では書き表せない長さの時に、タイを用いて音符どうしを結びます。
これが文頭の譜面の1、2、4番目のタイのようになるのです。